村上春樹

村上春樹 街とその不確かな壁 読了

Ryusei's Photo

■はじめに 2023/04/13に発売された村上春樹の新刊を発売日に購入して毎日少しずつ読み進めて読了しました。 ■大好きな村上春樹ワールド 6年ぶりの新作長編ということで発売前からとても楽しみにしていました。 今回の作品は“街と、その不確かな壁”という未出版の作品とタイトルがほぼ同じということで発売前からファンの間では色々な予想がされていましたが作家自身もそれを分かっているからか、あとがきにその […]

1Q84の世界

新居に引越してからしばらくの間、毎日1Q84の世界に入り浸っていました。 1Q84が発売された日に購入して今まで何度も読み返していますが、今回はさらに環境が変わったせいか今まで以上に熟読しました。 個人的に1Q84は村上春樹の作品の中でもベスト5に入るお気に入りです。 引越しをして間もないこともあり部屋には必要最低限の家具しかないのもあって、手持ち無沙汰というか落ち着かなくて…とりあえず唯一持って […]

雨模様の空と「一人称単数」

rainfall

■はじめに 蝉の鳴き声が聞こえるようになり、そろそろ本格的な夏がやってくる。また今年も日本のどこかで最高気温が更新されるのだろうか。 ■村上春樹さんの短篇小説集 「一人称単数」 6年ぶりの短篇小説集。 発売日にほぼ読了しました。 8作の中で個人的にじっくり読み返したいのは ・クリーム ・一人称単数 の2作。 特にタイトルにもなっている一人称単数は奥が深い。 ねじまき鳥クロニクルを読んだ方ならわかる […]

最近のこと(村上春樹さんの新作、鬼滅の刃キャンペーン) 2020年 6月

空模様

忙しいという字は心が亡くなると書く。 やはり忙しいのはあまり良くないのかもしれない。 最近は忙しい…と言っても残業続きとかそういうわけではなく気分的に、なんというか季節の変わり目だからだろうか。 遠い昔に恋は下心、愛は真心と知り漢字は奥深いなあと感心したことを思い出した。 先日いつものように出勤前にローソンに立ち寄って缶コーヒーを買った。 鬼滅の刃のキャンペーンが始まっていた。 炭治郎のタオルハン […]

村上春樹『猫を棄てる』読了 感想など

kitten

村上春樹さんの新刊 父親について語られているエッセイです。 今まで長編小説の中で主人公の父親が何度か登場しましたが、実際の父親のエピソードなどを知ると村上春樹さんのバックグラウンドが垣間見られるような気がしました。 もちろん今までの小説に登場する父親は架空の人物です。当然全く違うのですが、どこか何かに通じているようにも思いました。 不満と痛み…長年離れていても血の繋がった親子。 自分の思いをうまく […]